孤立性失書を呈した球麻痺型筋萎縮性側索硬化症

書誌事項

タイトル別名
  • Bulbar-onset amyotrophic lateral sclerosis (ALS) with isolated agraphia
  • 症例報告 孤立性失書を呈した球麻痺型筋萎縮性側索硬化症
  • ショウレイ ホウコク コリツセイシツショ オ テイシタ キュウ マヒガタキン イシュクセイ ソクサク コウカショウ

この論文をさがす

抄録

失語症・認知症をともなわず孤立性失書を合併した球麻痺型ALSの2例を報告した.書字障害の内容は仮名の脱字がもっともめだち,仮名・漢字の錯書がみられた.さらに,文法障害を示唆する助詞の脱落や誤りもみとめられた.MRIでの脳萎縮は軽微であったが,SPECTでは左優位に両側前頭側頭葉の取り込み低下をみとめた.失書はALSにともなう認知症の初期症状として重要と考えられ,責任病巣として左前頭葉が推定された.<br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (41)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ