耐塩性乳酸菌Lactobacillus renniniによる減塩醤油の変敗
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- 末澤 保彦
- 香川県産業技術センター 発酵食品研究所兼香川県東京事務所(東京大学産学連携本部派遣)
書誌事項
- タイトル別名
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- Spoilage of Low Salt Soy Sauce by Halotolerant Lactic Acid Bacteria
- タイエンセイ ニュウサンキン Lactobacillus rennini ニ ヨル ゲンエン ショウユ ノ ヘンパイ
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抄録
減塩醤油は塩分濃度が9%程度であるので,耐塩性乳酸菌の生育によるガス発生変敗が大きな問題となる。従来,減塩醤油の変敗原因菌はホモ乳酸発酵型のLactobacillus属と知られていたが,種までは同定されていなかった。そこで,著者は16S rDNA配列決定法により,Lactobacillus renniniと初めて同定した。さらに,佃煮変敗菌として,ヘテロ乳酸発酵型のL.fructivoransとの比較も行った。従来の微生物検査に耐塩性乳酸菌検査を追加することにより,減塩醤油などの変敗が予知でき,さらに,PCR–DGGE法による製造工程の菌叢解析を行うことにより,変敗菌の有無の予測が期待できることを明らかにした。これらは減塩醤油などの低塩食品の製造に大いに参考となるので,ご一読いただきたい。
収録刊行物
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- 日本醸造協会誌
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日本醸造協会誌 105 (2), 69-78, 2010
公益財団法人 日本醸造協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206102596224
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- NII論文ID
- 10026295438
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- NII書誌ID
- AN10034389
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3cXjtVahs7s%3D
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- ISSN
- 21864012
- 09147314
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- NDL書誌ID
- 10587819
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可