超高磁場ＮＭＲ分光法と多次元ＨＰＬＣ法による構造糖鎖生物学への体系的アプローチ

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タイトル別名
  • A Systematic Approach to Structural Glycobiology by Using Ultra-high Field NMR Spectroscopy and Multi-dimensional HPLC
  • チョウコウジバ NMR ブンコウホウ ト タジゲン HPLCホウ ニ ヨル コウゾウ トウサ セイブツガク エ ノ タイケイテキ アプローチ

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抄録

糖鎖は核酸とタンパク質とならぶ第3の生命鎖と呼ばれている．糖鎖が担う生命情報を高次構造の観点から読み解くことは生命科学の重要課題であるが，糖鎖の構造生物学研究は様々な困難を伴い，これまでその進展は十分ではなかった．しかし，最近になって糖鎖の構造解析を支援する技術基盤は急速に整えられた．ここでは，多次元HPLC法による糖鎖プロファイリングと糖鎖ライブラリー構築，糖鎖の安定同位体標識技術とそれを利用した超高磁場NMR法など，強力な支援技術に裏打ちされた構造糖鎖生物学の体系的な研究戦略を概説する．

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 47 (4), 261-268, 2009

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (42)*注記

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