リゾリン脂質の生理的機能とその作用機序

書誌事項

タイトル別名
  • Pathophysiological Functions and Molecular Machinery of Lysophospholipid Signaling
  • リゾリン シシツ ノ セイリテキ キノウ ト ソノ サヨウ キジョ

この論文をさがす

抄録

リゾリン脂質とは,リン脂質の2本のアシル基のうち1本を失ったリン脂質のことを指す.近年,様々なリゾリン脂質の特異的受容体ならびに産生・分解酵素が多数同定され,その遺伝子改変動物やヒトの遺伝病の解析から,リゾリン脂質の重要な生理的・病理的機能が明らかとなってきた.ここでは,代表的なリゾリン脂質の一つであるリゾホスファチジン酸 (LPA) を取り上げ,その研究の経緯を述べた上で,多彩なLPAシグナリング経路や産生・分解機構について概説する.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 47 (10), 703-710, 2009

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (71)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ