Dravet症候群におけるtopiramateの治療効果

  • 高橋 宏佳
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 高橋 幸利
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科 岐阜大学医学部小児病態学
  • 美根 潤
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 向田 壮一
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 池上 真理子
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 池田 浩子
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 大谷 英之
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 下村 次郎
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 久保田 裕子
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科
  • 藤原 建樹
    国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター小児科

書誌事項

タイトル別名
  • Effectiveness of Topiramate in Eleven Patients with Dravet Syndrome

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抄録

 Dravet症候群に対するtopiramate (TPM) の治療効果を検討した. Dravet症候群と診断された11症例 (7.1±6.2歳) を対象とし, 投与前2カ月と投与後2カ月, 投与後6カ月目を含む2カ月間の発作回数を比較した. けいれん発作に対する投与後2カ月での評価は, 発作消失が1例, 50%以上発作減少が6例, 50%未満~無効が3例, 悪化が1例であった. 服用を6カ月間続けたのは10例で, 発作消失が1例, 50%以上発作減少が7例, 50%未満~無効が2例, 悪化が0例であった. TPMはDravet症候群のけいれん発作抑制に有効と思われた.

収録刊行物

  • 脳と発達

    脳と発達 42 (4), 273-276, 2010

    一般社団法人 日本小児神経学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (11)*注記

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