沖縄県の烏骨鶏ひなから分離されたひな白痢菌の細菌学的性状

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タイトル別名
  • 業績ノート 沖縄県の烏骨鶏ひなから分離されたひな白痢菌の細菌学的性状
  • ギョウセキ ノート オキナワケン ノ ウコッ ケイヒナ カラ ブンリ サレタ ヒナハクリキン ノ サイキンガクテキ セイジョウ

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抄録

1993年5月沖縄県内の一採卵養鶏場内において、烏骨鶏のひなが孵化直後から元気消失、白色下痢を主徴とし死亡する疾病が認められた。病性鑑定の結果、9羽中4羽の主要臓器からグラム陰性桿菌が純培養状に分離された。従来法による生化学的性状検査の結果、分離菌はSalmonella Pullorumと同定され、ひな白痢と診断された。一方、当時市販されていた同定キットアピ20(Ver.3.0)を用いた検査では、分離菌はHafnia alvei1と同定された。これは両菌種の生化学的性状の類似性によるものであったが、その後、改訂された同キットアピ20(Ver.4.0)では、S. Pullorumとしての同定が可能となった。また、近年、鶏のHafnia alvei感染症も報告されているので、両者の生化学的性状を比較した成績を報告する。

収録刊行物

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 46 (2), 107-111, 2010-08

    つくば : 鶏病研究会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (17)*注記

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