β‐Dグルカン値の軽度上昇を伴った先天性皮膚カンジダ症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Congenital Cutaneous Candidiasis with Slight Elevation of Serum .BETA.-D Glucan
  • 症例 β-Dグルカン値の軽度上昇を伴った先天性皮膚カンジダ症の1例
  • ショウレイ ベータ Dグルカンチ ノ ケイド ジョウショウ オ トモナッタ センテンセイ ヒフ カンジダショウ ノ 1レイ

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抄録

妊娠37週6日,体重2526gで出生した女児。出生時より,顔面を除く全身の皮膚に小水疱と落屑を認めた。直接鏡検にて集簇する胞子と仮性菌糸を認め,先天性皮膚カンジダ症と診断した。口唇口蓋裂を認めるものの呼吸状態を含む全身状態は良好で,画像検査にて明らかな異常がなかったことから,塩酸テルビナフィンの外用単独で治療を開始した。しかし,翌日CRP値およびβ-Dグルカン値の上昇を認めたため,病変の拡大や内臓病変の存在を考慮しフルコナゾールの点滴を追加した。その後の経過は良好で,日齢12日に治療を中止したが,再燃を認めていない。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 67 (1), 38-41, 2005

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (27)*注記

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