鎖骨遠位端に対する治療成績の検討

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  • Clinical Results of Distal Clavicle Fracture

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抄録

2003年から2008年の間で,当院にて骨接合術を実施した鎖骨骨折45例中,プレート固定を行った鎖骨遠位端骨折17例を対象として検討した.男性14例,女性3例,受傷時平均年齢は41.5歳(13~59歳),受傷側は右11例,左6例,手術までの平均待機期間は10.5日(3~23日),受傷機転は交通事故5例,転倒・転落7例,スポーツ5例,平均観察期間は12.5ヶ月(5~36ヶ月)であった.骨折型はRobinson分類を用い,17例全例がType3B1であった.使用したインプラントはScorpion plate 10例,Hook plate 7例であった.内固定材料別に比較した結果,骨癒合期間に有意な差を認めなかった.Scorpion plateを使用した症例では合併症を認めず,Hook plateを使用した症例では2例に可動域制限を認め,抜釘後に改善した.

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