プリセプター役割自己評価尺度の開発

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タイトル別名
  • Development of the Self-evaluation Scale of Preceptor Role Performance for New Graduate Nurses
  • プリセプター ヤクワリ ジコ ヒョウカ シャクド ノ カイハツ

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抄録

<p>本研究の目的は、プリセプターの役割遂行状況を自己評価する尺度を作成し、その信頼性・妥当性を検証することである。尺度の開発は、次の4段階を経た。①質的帰納的研究の成果に基づく質問項目の作成・尺度化、②専門家会議とパイロットスタディによる尺度の内容的妥当性の検討と修正、③調査による質問項目の分析・選定、④選定項目を用いて再構成した尺度の信頼性・妥当性の検討である。調査には、プリセプター役割としての7項目に基づき作成した7下位尺度49質問項目から成る4段階リカート型尺度を用いた。研究協力に承諾の得られた全国の病院188施設に就業するプリセプター2,706名を対象に調査を実施した。回収数は1,582(回収率58.5%)であり、このうち有効回答1,422を分析した。項目分析の結果に基づき、35項目を選択した。因子分析を行い、固有値1以上の因子を抽出した。その結果、7下位尺度を反映した7因子が抽出された。また、尺度のクロンバックα信頼性係数は、尺度全体が0.92、各下位尺度が0.69から0.81の範囲であった。以上は、プリセプター役割自己評価尺度が、内的整合性による信頼性、構成概念妥当性を確保していることを示す。</p>

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