視床出血像を示した,一側内頸動脈形成不全を伴う後交通動脈動脈瘤の1例

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タイトル別名
  • Posterior communicating artery aneurysm associated with unilateral aplasia of the internal carotid artery presenting as thalamic hemorrhage: A case report

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抄録

一側内頸動脈形成不全に伴う後交通動脈動脈瘤は非常に稀である.今回,右内頸動脈形成不全を有し,右後交通動脈に発生した脳動脈瘤が破綻し,脳内出血像を示した症例を経験した.本例は右中大脳動脈が右後交通動脈を介して椎骨脳底動脈系から血流を受けていた.MRI所見から出血は動脈瘤壁外側に存在しており,部分血栓化動脈瘤ではないと判断された.治療法は直達術ではリスクが高いと考え,瘤内塞栓術をダブルカテーテル法で施行した.術後2年を経て,経過良好であるが,今後も慎重な観察が必要と考えている.

収録刊行物

  • 脳卒中

    脳卒中 31 (5), 337-341, 2009

    一般社団法人 日本脳卒中学会

参考文献 (14)*注記

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