早期胃癌とMénétrier病を合併し,家系内発症した胃限局型若年性ポリポーシスの1例

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  • A case of juvenile polyposis limited to the stomach accompanied by double gastric cancers and Ménétrier's disease

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抄録

症例は48歳の女性.実弟は胃ポリポーシスである.胃ポリポーシスが増加,増大したため精査された.前庭部には発赤した粘液に富む棍棒状のポリープが多発し,体部には多結節状の趨襞肥大を認めた.他臓器には異常なくMénétrier病を合併した胃限局型若年性ポリポーシスと診断した.胃全摘術が施行され,2カ所に癌を認めた.胃限局型若年性ポリポーシスの新生物併発は58.8%と高い一方,その術前診断率は55%であり胃全摘術が勧められる.<br>

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