書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF DOUBTFUL MULTI DIEULAFOY'S ULCERS TREATED WITH ENDOSCOPIC SUBMUCOSAL DISSECTION INVOLVING LOCAL INJECTION, INCISION, AND CAUTERY
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抄録
症例は80歳女性.吐血を来し緊急上部消化管内視鏡検査にて,胃穹隆部にDieulafoy潰瘍からの拍動性出血を認めた.各種の止血術に抵抗性のため,endoscopic submucosal dissection(ESD)の局注・切開・焼灼手技を利用した止血術で止血した.また,翌日に前日の止血術時に形成された軽度のMallory-Weiss裂創上に,前日には認められなかった出血を伴う明らかな露出血管を認め,クリップ法を用いて内視鏡的に止血した.<BR>本症例は,止血困難なDieulafoy潰瘍に対しESDを利用した止血術が治療の1つになりうる可能性が示唆された症例である.<BR>また本症例は,一カ所のDieulafoy潰瘍による出血の治療後に他部位にDieulafoy潰瘍が疑われる露出血管が出現した稀な症例である.
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 53 (1), 35-39, 2011
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679194513152
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- NII論文ID
- 130000655076
- 10027867100
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- NII書誌ID
- AN00192102
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可