粘膜下腫瘍の形態を呈したS状結腸粘液癌の1例

  • 佐藤 公一
    愛媛大学大学院医学系研究科消化管・腫瘍外科
  • 児島 洋
    愛媛大学大学院医学系研究科消化管・腫瘍外科
  • 松野 裕介
    愛媛大学大学院医学系研究科消化管・腫瘍外科
  • 渡部 祐司
    愛媛大学大学院医学系研究科消化管・腫瘍外科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of mucoid carcinoma of the sigmoid colon with features of a submucosal tumor

この論文をさがす

抄録

症例は82歳,男性.排便障害を主訴に受診した.血液検査にてCEAの上昇を認め,CT検査ではS状結腸に接する8cm大の腫瘤を認めた.下部消化管内視鏡検査ではS状結腸に拡張不良な領域を認めたが,粘膜面に病変はなく,粘膜下腫瘍を疑って手術を施行した.術後病理にて粘液癌と診断された.上皮由来の大腸粘液癌において,粘膜面に腫瘍露出部を認めずに粘膜下腫瘍の形態を呈する症例は極めてまれであるため,文献的考察を加え報告する.<br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ