視線入力システムによるメニュー選択方法の有効性

書誌事項

タイトル別名
  • Effectiveness of the Menu Selection Method for Eye-Gaze Input System
  • 視線入力システムによるメニュー選択方法の有効性--若年者と高齢者の比較
  • シセン ニュウリョク システム ニ ヨル メニュー センタク ホウホウ ノ ユウコウセイ ジャクネンシャ ト コウレイシャ ノ ヒカク
  • -若年者と高齢者の比較-
  • —Comparison between Young and Older Adults—

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抄録

本研究では,使いやすい視線入力ブラウザを開発するための基礎として,視線入力を用いたメニュー選択方法(I-QGSM法)を提案し,従来法(垂直表示,水平表示,サークル表示,QGSM法)との比較実験を実施し,若年者と高齢者に対してユーザビリティの優れたメニュー選択方法を明らかにした.高齢者に関しては,いずれの方法もマウスと同程度の作業時間でメニュー選択が可能であることが明らかになった.若年者については、視線入力を用いたサークル表示は避けなければならないことが示唆された.また,I-QGSMを用いると,エラー率が減少することが分かった.主観評価については,高齢者では,I-QGSMの評価値が高かった.以上より,I-QGSMを用いてメニュー選択を実施する場合には,マウスと比較して,高齢者は同等以上,若年者についてはほぼ同等の作業スピードでメニュー選択ができることが分かり,I-QGSMの有効性が示された.

収録刊行物

  • 人間工学

    人間工学 47 (1), 20-30, 2011

    一般社団法人 日本人間工学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (34)*注記

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