オランダとベルギーにおける高病原性鳥インフルエンザの発生

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  • 資料 オランダとベルギーにおける高病原性鳥インフルエンザの発生
  • シリョウ オランダ ト ベルギー ニ オケル コウビョウゲンセイチョウ インフルエンザ ノ ハッセイ

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抄録

オランダとベルギーで発生した高病原性鳥インフルエンザについてProMed情報を基にまとめた。ProMed情報によれば、2003年2月28日にオランダ南東部、ドイツ国境に面したGelderland州において、高病原性鳥インフルエンザが発生し、4月26日現在までに、可能性の高いものを含めて240農場が被害を受けた。4月末日の段階で、発生地域はオランダ南東部の3州(Gelderland、Utrecht、Noord-Brabant)に広まっており、終息の目処はたっていない。死亡鶏には典型的な病変(頭部・鶏冠・肉水の水腫と全身の出血斑など)が観察され、養鶏場での死亡率(80%)も高い。発生農場の半径1km(後に3km)の円内の家禽は全て殺処分の対象であり、これまでに2400万羽が処分された(5月2日現在全鶏の24%)。また、移動禁止は当初発生農場の半径10km以内とされていたが、その後オランダ全土に拡大されており、移動禁止の対象は家禽ばかりでなく馬・牛・羊・豚も含まれている。

収録刊行物

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 39 (1), 43-45, 2003-05

    つくば : 鶏病研究会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (15)*注記

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