書誌事項
- タイトル別名
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- Climatological Study of the Vertical Structure of the Karakkaze Wind over the Kanto Plain
- エンチョク コウゾウ ニ チャクモク シタ カラッカゼ ノ キコウガクテキ ケンキュウ
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抄録
関東平野で冬季に吹く局地風「空っ風」について気候学的な解析を行い,日変化や鉛直構造を明らかにした.結果は以下の通りである.①空っ風日の地上風は明瞭な日変化を示す.関東平野の北西~西北西風の卓越する地域では,日中の風速は冬期平均の2倍近くに達する.②空っ風日の境界層上部の風速は昼前に小さく,夕方に大きくなる.③空っ風日の大気の安定度は冬期平均のそれに比べて弱い.これらの特性は,空っ風日には多くの運動量が地上まで輸送されていること,空っ風が熱対流混合風の性格を持っていることを示唆している.④空っ風日の相対湿度・日降水量は日本海側で高く関東平野で低い.1日当たりの日射量は日本海側で少なく関東平野で多い.これらの傾向は冬期平均に比べてより顕著である.以上の結果は,空っ風がフェーン現象を伴っており,この現象がもたらす晴天が混合層の発達をより助け,熱対流混合層の性格をより強めていることを示唆している.
収録刊行物
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- 地理学評論 Series A
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地理学評論 Series A 82 (4), 346-355, 2009
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680277649536
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- NII論文ID
- 10028266027
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- NII書誌ID
- AA11591990
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- ISSN
- 21851751
- 18834388
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- NDL書誌ID
- 10384490
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可