まちづくり条例に基づく地区レベルのまちづくり制度の運用実態に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Actual Conditions of Community Based Planning Systems through the Machizukuri Ordinance
  • まちづくり条例に基づく地区レベルのまちづくり制度の運用実態に関する研究--神戸市まちづくり条例に基づくまちづくり協議会を事例として
  • マチズクリ ジョウレイ ニ モトズク チク レベル ノ マチズクリ セイド ノ ウンヨウ ジッタイ ニ カンスル ケンキュウ コウベシ マチズクリ ジョウレイ ニ モトズク マチズクリ キョウギカイ オ ジレイ ト シテ
  • A study on the Actual Conditions of Community Based Planning through the Machizukuri Ordinance: Case Study on the Machizukuri Organizations by Kobe-city Machizukuri Ordinance
  • 神戸市まちづくり条例に基づくまちづくり協議会を事例として
  • Case Study on the Machizukuri Organizations by Kobe-city Machizukuri Ordinance

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抄録

本研究は、神戸市まちづくり条例を対象に、まちづくり協議会による地区レベルのまちづくり制度の活用実態の分析から、現状の地区レベルのまちづくりの運用上・制度上の課題を明らかにすることを目的としている。現在、地区レベルのまちづくりでは、まちづくり協議会を中心として、まちづくり提案、まちづくり協定、地区計画の順に段階的に計画を策定する仕組みが定着しつつあるが、このような制度が地区レベルのまちづくりの仕組みとして適切に機能しているかという点については、十分明らかになっていない。本研究では、運用上の課題として個々の計画の拘束力に計画自体の序列が連動していること、制度上の課題として現行の仕組みが住宅系のまちづくりのニーズに偏っていること、運用と制度の両面の課題として、協定等の成立に必要な地区の合意形成に係る活動がまちづくり協議会の自主的活動に依存するため、まちづくり協議会の負担が大きく協定数が限定的になること、また、支援方策として専門家による継続的支援の制度的担保と運用の柔軟性の両立が必要であることが明らかになった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 45.3 (0), 7-12, 2010

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (5)*注記

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