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- 野中 寛
- 三重大学大学院生物資源学研究科
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- Hidayah ARIFFIN
- Faculty of Biotechnology and Biomolecular Sciences, UNIVERSITI PUTRA MALAYSIA
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- 舩岡 正光
- 三重大学大学院生物資源学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Basic Characteristics of Cellulase Immobilized on Lignophenol
- リグノフェノール オ タンタイ ト スル コテイカ セルラーゼ ノ キソテキ トクセイ
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抄録
セルロース系バイオマスの酵素糖化において,セルラーゼコストの低減のため,セルラーゼの回収再利用や固定化技術の進展が望まれる.固定化担体としては,化学修飾せずとも物理的吸着のみで酵素が強く固定され,かつ,酵素固定量が大きく,再生可能な担体素材の開発が期待される.ヒノキ木粉と p-クレゾールを原料として,相分離系変換システムによって誘導されたフェノール系高分子リグノクレゾールに,混合かくはんのみで Trichoderma reesei 由来の市販セルラーゼを吸着させて,固定化セルラーゼを調製した.固定化量は,セルラーゼ濃度増大とともに増加し,100 mg/g-lignocresol 以上に達した.固定化量が少ないほど単位セルラーゼ重量当たりの活性は低いが,最大でフリーのセルラーゼの約 60%の活性を示した.セルラーゼは酢酸緩衝液中でわずかに脱落したが,おおむね良好な安定性を示した.<br>
収録刊行物
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- 高分子論文集
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高分子論文集 68 (5), 315-319, 2011
公益社団法人 高分子学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206525432192
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- NII論文ID
- 10029060183
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- NII書誌ID
- AN00085011
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3MXhtFSisL%2FL
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- ISSN
- 18815685
- 03862186
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- NDL書誌ID
- 11163787
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可