運動中の音楽が呼吸困難感と下肢疲労感に与える影響

  • 新貝 和也
    長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 保健学専攻 理学・作業療法学講座
  • 千住 秀明
    長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 医療科学専攻 リハビリテーション科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Music during Exercise on Perceived Dyspnea and Fatigue of the Lower Extremities
  • ウンドウ チュウ ノ オンガク ガ コキュウ コンナンカン ト カシ ヒロウカン ニ アタエル エイキョウ

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抄録

〔目的〕運動時の音楽が身体に与える影響を,下肢疲労感,呼吸困難感および呼吸循環応答から検討することを目的とした.〔対象と方法〕対象は健常男性13名とし,無作為交差試験を採用した.対象者は運動負荷試験終了後,Endurance Shuttle Walking Testを音楽有り(以下音楽ESWT)と無し(以下コントロールESWT)の条件でそれぞれ実施した.〔結果〕呼吸困難感,下肢疲労感は音楽ESWTにおいて有意に低い値を示し,楽しさは音楽ESWTで有意に高い値を示した.また,運動時間の経過とともに音楽による効果が増加していた.呼吸循環応答では,VO2/Wのみ音楽ESWTで有意に高いという結果を示した.〔結語〕運動中に音楽を聴くことで,より少ない疲労感で,より楽しく長時間の運動が実施できることが示唆された.<br>

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参考文献 (24)*注記

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