産業保健面談におけるDPC情報の活用

書誌事項

タイトル別名
  • Practical Use of DPC Information for Occupational Health Consultation
  • サンギョウ ホケン メンダン ニ オケル DPC ジョウホウ ノ カツヨウ

この論文をさがす

抄録

産業保健面談におけるDPC情報の活用:久保達彦ほか.産業医科大学医学部公衆衛生学―背景:本邦では,平成15年よりDPC(Diagnosis Procedure Combination)と呼ばれる診療情報管理制度が急性期入院医療を対象として導入されている.この制度は診療情報の標準化と透明化を理念して設計されており,同制度の導入により,DPC制度に参加する全国の急性期病院の入院診療情報は統一された電子フォーマットで集積されるようになった.DPCによって集積された情報の主要部分は厚生労働省によってホームページ上で公開されており,そのなかには疾病別・病院別の入院患者診療実績数や平均在院日数の情報が含まれている.これらの公開情報には,産業保健実務における医療面談等の場においても有用な情報が含まれていると思われる. 目的:本稿ではDPC制度の概要を説明して,産業保健実務家の視点に立った公開データの利用方法について解説を行う.<br> (産衛誌2011; 53: 140-146)<br>

収録刊行物

  • 産業衛生学雑誌

    産業衛生学雑誌 53 (4), 140-, 2011

    公益社団法人 日本産業衛生学会

参考文献 (23)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ