看護学生が看護実習中に経験した患者からの暴力について

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  • A Study of Abuse against Student Nurses Perpetrated by Patients
  • カンゴ ガクセイ ガ カンゴ ジッシュウ チュウ ニ ケイケン シタ カンジャ カラ ノ ボウリョク ニ ツイテ

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抄録

<p>【目的】本調査は看護学生が看護実習中に患者から受けた暴力について、その情況の分類を試み、「暴力防止教育」の必要性について検討した。</p><p>【方法】2007年に、A県内の15施設の看護専門学校・短期大学・大学に在籍する最終学年の学生547名を対象に、調査票により調査した。学生には暴力の定義を例示し、実習中に体験した患者からの暴力のうち最も困った1事例について自由記述してもらった。</p><p>【結果およびまとめ】回答のあった95事例を分析した結果、実習中の暴力は精神・成人看護学領域に多く、暴力の種類では、性的暴力の報告が多かった。一方、暴力を体験した多くの学生が暴力に対してどのように対処すべきか苦慮していた。以上のことから、看護基礎教育課程では、暴力の概念や回避・対処法を含めた教育を早急に取り入れる必要があると考える。</p>

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