上下第一小臼歯抜去により治療を行った変形性関節症を伴う開咬症例

• 藤川 泰成

  Department of Orthodontics, Showa University School of Dentistry

• 澁澤 龍之

  Department of Orthodontics, Showa University School of Dentistry

• 槇 宏太郎

  Department of Orthodontics, Showa University School of Dentistry

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Open Bite with Osteoarthritis of the Temporomandibular Joint Treated with Extraction of the First Premolars
• 症例報告 上下第一小臼歯抜去により治療を行った変形性関節症を伴う開咬症例
• ショウレイ ホウコク ジョウゲ ダイイチ ショウキュウシ バッキョ ニ ヨリ チリョウ オ オコナッタ ヘンケイセイ カンセツショウ オ トモナウ カイコウショウレイ

抄録

患者は初診年齢18歳7カ月の男性, 前歯でものが噛み切れないということを主訴に来院した. 変形性関節症を伴う開咬症例で, 開口障害はみられなかったが, 顎関節部の圧痛が認められた. そこでスタビライゼーションスプリントを装着して, 顎関節症状の改善および下顎位の安定が得られたところで歯科矯正診断を行い, 上下第一小臼歯を抜去し, エッジワイズ装置による治療を行った. 変形性関節症を伴う開咬症例の歯科矯正治療では, 治療中に下顎頭の退行性変化による下顎骨の後退に配慮しなければならない. 本症例では, 下顎位の確認を行ってから治療方針を設定することにより, 前歯の被蓋, 大臼歯関係の改善および良好な顎機能を得ることができたので報告する.

収録刊行物

• Dental Medicine Research

  Dental Medicine Research 31 (2), 161-168, 2011

  昭和大学・昭和歯学会

キーワード

• orthodontics
• open bite
• osteoarthritis of the temporomandibular joint

詳細情報

• CRID: 1390282680434353408
• NII論文ID: 10029499740
• NII書誌ID: AA12322983
• DOI: 10.7881/dentalmedres.31.161
• ISSN: 2186540X
• ISSN: 18820719
• NDL書誌ID: 11245910
• Web Site: http://id.nii.ac.jp/1670/00001062/
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I11245910
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012169686
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可