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抄録
医療の現場における「ヒヤリ・ハット」の体験の有無とその回数を新規採用看護師に対し、採用後3ヶ月目とその後3ヶ月ごとに調査し、その回数が増加する例と不変・減少する例とで比較し、「ヒヤリ・ハット」の体験状況とメンタルヘルスとの関連を検討した。「ヒヤリ・ハット」は、質問紙から自己申告の形で3ヵ月間、仕事中に体験したかどうか、体験があればその回数を求めた。メンタルヘルスは、職業性ストレス簡易調査票、GHQ28日本版精神健康調査票から評価した。その結果、3ヶ月目から6ヶ月目にかけて「ヒヤリ・ハット」の回数が増加した「増加群」では、3ヶ月目の時点で「不変・減少群」に比べて仕事の適合性や職場内支援度が不良であった。「不変・減少群」では、3~6ヶ月目にメンタルヘルスの改善が見られたが、「増加群」では見られなかった。以上より「ヒヤリ・ハット」を繰り返す例では、職場内における個人面接を増やすなどメンタルサポートを行なうことが対策として重要と考えられた。
収録刊行物
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- 日本循環器病予防学会誌
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日本循環器病予防学会誌 40 (1), 55-59, 2005
社団法人 日本循環器管理研究協議会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205179887360
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- NII論文ID
- 10029553732
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- NII書誌ID
- AA11544844
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- ISSN
- 13466267
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可