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- 福田 幾夫
- 弘前大学大学院胸部心臓血管外科学
書誌事項
- タイトル別名
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- Pulmonary Embolectomy for Acute Pulmonary Thromboembolism
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抄録
<p>急性肺血栓塞栓症に対する血栓除去術は,最近の画像診断法の進歩,重症例に対する経皮的人工心肺装置の応用などにより,手術成績が向上している.本疾患に対しては,右室負荷所見,血行動態を参考に迅速に手術適応を決定することが重要である.過去22年間に22例の肺動脈血栓除去術を経験し,うち19例は急性広範性肺血栓塞栓症,3例が慢性肺塞栓に合併した急性肺塞栓症であった.急性広範性肺塞栓症では17例がショックを呈し,4例は発症後心肺停止に陥っていた.全例緊急手術を行い,重篤な合併症なく退院した.慢性肺塞栓に合併した急性肺塞栓症では,摘除された血栓量が少ないことに比して肺動脈圧が高く,3例とも術後体外循環補助を要し,2例を肺出血で失った.血行動態が不安定な急性肺血栓塞栓症では血栓除去術が有効である.慢性肺塞栓に合併した急性肺塞栓症では,血栓除去術のみでは体外循環離脱が困難になるので,手術適応は慎重にすべきである.</p>
収録刊行物
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- 静脈学
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静脈学 22 (3), 281-288, 2011
日本静脈学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390292936928470144
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- NII論文ID
- 10029576723
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- NII書誌ID
- AN10186004
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- ISSN
- 21865523
- 09157395
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可