書誌事項
- タイトル別名
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- Dentin bond strength and sealing ability of dentin desensitizers
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抄録
本研究の目的は,象牙質知覚過敏症に用いられる各種接着材料について接着強さと象牙質封鎖性を比較・検討する ことである.シーリングコート材として,ハイブリッドコート(サンメディカル,以下HC),接着性象牙質知覚過敏 抑制剤としてシールドフォース(トクヤマデンタル,以下SF)とクリンプロ XT バーニッシュ(3M ESPE,以下 XT),ワンステップ象牙質接着材として,ボンドフォース(トクヤマデンタル,以下BF)を用いて,ヒト抜去大臼 歯象牙質に対する微小引張り強さ測定用試料を作製し,24 時間水中保管後,接着強さの測定を行った.また,象牙質 切片に試料を塗布し封鎖性試験装置を用いて,24 時間後,象牙質に対する封鎖性を測定した. 微小引張り接着強さの測定において,HC,BF, SF およびXT 間で有意差は認められなかったが,全ての材料で 30MPa 以上の接着強さが認められた.また,象牙質封鎖性に関しても各試料間で有意差が認められなかった.以上 の結果から,本研究で使用したシーリングコート材,象牙質知覚過敏抑制剤とワンステップ象牙質接着材は,象牙質 知覚過敏治療において有効であることが示唆された.
収録刊行物
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- 接着歯学
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接着歯学 29 (2), 69-76, 2011
一般社団法人 日本接着歯学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390010292814369024
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- NII論文ID
- 10029576990
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- NII書誌ID
- AN10044236
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- ISSN
- 21859566
- 09131655
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可