書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF WELL DIFFERENTIATED LIPOSARCOMA OF THE UPPER PART OF THE PUBIC BONE PRESENTED WITH AN INGUINAL BULGING
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抄録
症例は72歳,男性.主訴は右鼠径部膨隆.右鼠径ヘルニアの診断で前方アプローチにてヘルニア修復術を施行したが,ヘルニア嚢は確認できず内鼠径輪から脱出する脂肪組織を認めた.術後腹部造影CT検査を行ったところ,下腹部に大部分が脂肪濃度を呈する15×10cm大の腫瘤を認め,脂肪肉腫が疑われた.再手術を行い,開腹にて腫瘍を摘出した.腫瘍は恥骨上部から発生した,高分化型脂肪肉腫であった.腹腔内へと増大した脂肪肉腫が,鼠径部膨隆を契機に発見された症例は過去に10例の報告があり,10例全てが後腹膜から発生したものであり,恥骨上部から発生した脂肪肉腫が,鼠径部膨隆を契機に発見されたのは本症例が1例目である.腹腔内へと増大した脂肪肉腫が,鼠径部膨隆を契機に発見されることは稀であるが,膨隆の硬度や還納性に異常を認めた場合は,腹腔内への脂肪肉腫の増大を考慮し,腹部の精査が必要である.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 72 (8), 2163-2166, 2011
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204853499904
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- NII論文ID
- 130004518024
- 10029614651
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可