咬合挙上および咬合再構成を行った症例

• 田坂 彰規

  東京歯科大学有床義歯補綴学講座

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Increased Occlusal Vertical Dimension and Reconstruction

抄録

症例の概要：60歳の男性患者で，上顎前歯部の前装鋳造冠脱落による審美障害および下顎臼歯部の多数歯欠如による咀嚼障害を主訴に来院した．咬合高径の分析結果より低位咬合と診断した．プロビジョナルレストレーションおよび治療用義歯にて咬合挙上を行った後，最終補綴装置を装着した．<br>考察：本症例は，臼歯部欠如の放置および残存歯の咬耗により低位咬合となった結果，前歯部の咬合負担を増大させ，上顎前歯部の補綴装置の脱落を引き起こしたと考えられた．<br>結論：本症例では，咬合挙上および咬合再構成を行うことで，審美障害および咀嚼障害を改善することができた．

収録刊行物

• 日本補綴歯科学会誌

  日本補綴歯科学会誌 2 (3), 181-184, 2010

  公益社団法人 日本補綴歯科学会

キーワード

• 咬合挙上
• 咬合再構成
• 低位咬合
• 咬合高径

詳細情報

• CRID: 1390001205300326784
• NII論文ID: 10029765381
• NII書誌ID: AA12374568
• DOI: 10.2186/ajps.2.181
• ISSN: 18836860
• ISSN: 18834426
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/ajps/2/3/2_3_181/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010262590
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可