ミトコンドリア脳筋症後に重度ブローカ失語を呈した中学生の改善過程

• 山岸 敬

  長野赤十字病院言語聴覚課

書誌事項

タイトル別名

• Recovery process of a junior high school student with severe Broca's aphasia following MELAS

抄録

ミトコンドリア脳筋症後に重度のブローカ失語・発語失行を呈した中学生に対し，全体構造法の考え方を参考に言語訓練を施行した。本例は構音・喚語不能から日常会話可能へと，約2 年以上に亘り持続的・飛躍的な改善を示し，本疾患・若年の失語症例に対する長期アプローチの必要性が示唆された。またその改善過程から，喚語機能形成，発語失行の構音再構築，日常会話への般化について全体構造法の主張をふまえ考察した。

収録刊行物

• 高次脳機能研究 （旧 失語症研究）

  高次脳機能研究 （旧 失語症研究） 28 (1), 11-19, 2008

  一般社団法人 日本高次脳機能障害学会

キーワード

• ミトコンドリア脳筋症
• ブローカ失語
• 発語失行
• 全体構造法

詳細情報

• CRID: 1390282680181553920
• NII論文ID: 130004467603
• NII論文ID: 10029832087
• NII書誌ID: AA1182424X
• DOI: 10.2496/hbfr.28.11
• ISSN: 18806554
• ISSN: 13484818
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008179592
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可