液体クロマトグラフィー/質量分析法による健康食品中の<i>α</i> -リポ酸の光学異性体の定量分析

• 小林 由幸

  星薬科大学薬品分析化学教室

• 斉藤 貢一

  星薬科大学薬品分析化学教室

• 岩崎 雄介

  星薬科大学薬品分析化学教室

• 伊藤 里恵

  星薬科大学薬品分析化学教室

• 中澤 裕之

  星薬科大学薬品分析化学教室

書誌事項

タイトル別名

• Enantiomeric Determination of <i>α</i>-Lipoic Acid in Dietary Supplements by Liquid Chromatography/Mass Spectrometry
• 液体クロマトグラフィー/質量分析法による健康食品中のα-リポ酸の光学異性体の定量分析
• エキタイ クロマトグラフィー/シツリョウ ブンセキホウ ニ ヨル ケンコウ ショクヒン チュウ ノ a-リポサン ノ コウガク イセイタイ ノ テイリョウ ブンセキ
• Enantiomeric determination of α-Lipoic acid in dietary supplements by liquid chromatography/mass spectrometry

抄録

健康食品として使用されているα-リポ酸の光学異性体分離，定量を行うために，液体クロマトグラフィー/質量分析法（LC/MS）によるα-リポ酸の高感度かつ選択的な測定法の構築を試みた．キラルカラムにCHIRALPAK AD-RHを用いることで，α-リポ酸の良好な光学異性体分離が達成された．前処理として液液分配抽出及び固相抽出を行うことによって，夾（きょう）雑物質を取り除くことができ，定量性が向上した．LC/MSによるα-リポ酸の検出限界及び定量限界は5 ng/mL及び10 ng/mLであった．α-リポ酸含有健康食品を分析した結果，d -α-リポ酸と表記されているのにもかかわらず，l -α-リポ酸が含有されている製品も確認され，不斉収率の不十分な不斉合成の原薬を用いたためl 体が混入した可能性や，製造の際にd 体がl 体に変換した可能性が示唆された．

収録刊行物

• 分析化学

  分析化学 61 (2), 109-114, 2012

  公益社団法人 日本分析化学会

キーワード

• chiral separation
• <i>α</i>-lipoic acid
• dietary supplements
• dietary supplement
• LC/MS

詳細情報

• CRID: 1390001204660641536
• NII論文ID: 10030135073
• NII書誌ID: AN00222633
• DOI: 10.2116/bunsekikagaku.61.109
• COI: 1:CAS:528:DC%2BC38XktlSgsrs%3D
• NDL書誌ID: 023517005
• ISSN: 05251931
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I023517005
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku/61/2/61_2_109/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012148639
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可