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- 宮野 廣
- 法政大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Root Causes of the Fukushima Accident and its Countermeasures
- 原子力発電所が受けた震災 : 事故の真因とこれからを考える
- ゲンシリョク ハツデンショ ガ ウケタ シンサイ : ジコ ノ シンイン ト コレカラ オ カンガエル
- 事故の真因とこれからを考える
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抄録
<p> 膨大なエネルギーを持つ核反応は,人類にもたらされた豊かなエネルギー源として,原子力発電として発展させてきた。原子力発電のリスクというのは何か。「放射能リスク」を改めて認識させられたのである。福島第一原子力発電所の事故は,国,地方自治体,学術界,事業者(電力),メーカなど全てのステークホルダーにおいて,原子力発電にかかわりを持つ人々が,その役割においてその責任の自覚が薄く「原子力安全」の本質に取り組んでこなかったことが第一の要因である。その反省に立って,事態の調査,分析,評価を行い,対応へ活かしていかなければならない。その上で,福島の後処理と原子力発電の安全確保への取組み方について,適切に運用する体制や仕組みを作ることが必要であり,国際社会と協働してこれに取り組むことが,これからの日本の復興,発展に結びつくものであると考える。</p>
収録刊行物
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- 日本原子力学会誌ATOMOΣ
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日本原子力学会誌ATOMOΣ 54 (3), 171-175, 2012
一般社団法人 日本原子力学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001277378638080
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- NII論文ID
- 10030141632
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- NII書誌ID
- AN00188477
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- ISSN
- 24337285
- 18822606
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- NDL書誌ID
- 023555566
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可