東北地方太平洋沖地震の強震動と巨大津波の発生メカニズム Mechanism of the Great Tsunami and Strong Ground Motions for the Off Tohoku Earthquake

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

<p>地震計や津波計データから明らかになった,東北地方太平洋沖地震の実体は,これまでの地震学の常識を覆した.これまで,プレートが沈み込む海溝付近では通常大地震を起こすような歪みは溜まらず,まれにプレートがゆっくりとズレ動き津波地震となると考えられていた.ところが,宮城県沖のプレート境界深部から始まった今回の地震のズレ動きは,勢いを増して海溝付近の浅部プレート境界にまで達し,跳ね上がるように50 m 以上も大きく動いた結果,巨大津波を発生させた.こうした,通常の海溝型地震と津波地震の大連動は,南海トラフなど他の地震発生帯でも起きうると考えると,想定の大幅な見直しが必要である.今回の地震では,地震の規模に比べて,強震動や長周期地震動が1/2 ~1/3 程度と弱かった.こうした地震被害の特徴は,次の大地震には当てはまらないことに注意が必要である.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 50(6), 354-359, 2011-12-15

    安全工学会

参考文献:  3件中 1-3件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10030152775
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00012812
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    05704480
  • NDL 記事登録ID
    023446262
  • NDL 請求記号
    Z14-16
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
ページトップへ