<b>福島第一原子力発電所事故後の確率論的安全評価の課題 </b>

  • 杉山 直紀
    (株)三菱総合研究所 科学・安全政策研究本部

書誌事項

タイトル別名
  • Issues and Recommendations for PSA after Fukushima Dai-ichi NPP Accidents
  • 福島第一原子力発電所事故後の確率論的安全評価の課題
  • フクシマ ダイイチ ゲンシリョク ハツデンショ ジコ ゴ ノ カクリツロンテキ アンゼン ヒョウカ ノ カダイ

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抄録

<p>福島第一原子力発電所事故からの教訓の中で,原子力安全確保の方法論として確率論的安全評価(PSA)への期待が高まってきている.その一方で,今回の事故では,PSA の持つ技術的な課題も顕在化した. そこで,まず,今回の事故の進展を振り返り,現在のPSA のリスク評価手法としての有効性を確認した.その後,IAEA の原子力安全の目的と深層防護の考え方の観点から,現在のPSA の課題を整理した. 最後に,PSA 技術全体の底上げを図るために,原子力安全と深層防護,評価範囲の網羅性と最新技術へのキャッチアップ,標準整備戦略の必要性,人材育成,リスクコミュニケーションの観点から6 つの提言を行った.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 50 (6), 389-395, 2011

    安全工学会

参考文献 (24)*注記

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