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- 中村 昌允
- 東京農工大学 工学府産業技術専攻
書誌事項
- タイトル別名
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- Influence on Chemical Plants caused by the Tohoku Earthquake
- 東日本大震災と化学プラント
- ヒガシニホン ダイシンサイ ト カガク プラント
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抄録
<p>東日本大震災によってコンビナートは大きな被害を被った.福島第一原発事故を含めて,このコンビナートでの震災経験から学ぶリスクマネジメントの課題をまとめた. 課題は,①想定外リスクにどう備えるか②リスクマトリックスの見直し③リスクアセスメントの重要性 ④電源確保⑤防災訓練⑥緊急時における現場の権限と責任になる. 全てのリスクに対応することはできない.「受け入れられないリスク」とは何かについて,関係者間で合意を形成し,たとえ発生確率が小さくとも対策を実施するようにリスクマトリックスの見直しと電源喪失に備えたリスクアセスメントが必要である.緊急事態において状況を的確に判断できるのは現場である.緊急時に現場にどこまでの判断を委譲するかのルール化が求められる.火災事故については,法令遵守が安全確保の最低線であることを認識した.</p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 50 (6), 410-416, 2011
安全工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206243809920
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- NII論文ID
- 10030152855
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- NII書誌ID
- AN00012812
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- NDL書誌ID
- 023446372
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可