減圧下での非平衡プラズマ支援燃焼による廃油の直接処理

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タイトル別名
  • Direct Decomposition of Waste Oil in Plasma-Assisted Combustion under Reduced Pressure
  • ゲンアツ カ デ ノ ヒヘイコウ プラズマ シエン ネンショウ ニ ヨル ハイユ ノ チョクセツ ショリ

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抄録

本研究では減圧下にマイクロ波を照射して非平衡プラズマを生成し,そこに廃油を噴霧することでプラズマ支援燃焼による分解処理を行った.実験は減圧下にマイクロ波を照射してプラズマ支援燃焼で廃油を分解した場合と,マイクロ波を照射せず減圧下で廃油を分解した場合の発光スペクトルと排ガス組成および生成量を比較した.その結果,プラズマ支援燃焼の場合は総じて発光強度が増加し,特にOHラジカルの発光強度は30倍以上に増加した.また,水素および一酸化炭素の生成量が増加し,二酸化炭素は減少する傾向となった.本研究により減圧下でのプラズマ支援燃焼の分解特性が明らかとなり,新しい廃棄物処理方法につながる可能性が示された.

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