新たなシルク改変手法としての非天然アミノ酸利用の試み

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著者

    • 寺本 英敏
    • (独)農業生物資源研究所 遺伝子組換え研究センター新機能素材研究開発ユニット

抄録

カイコ(家蚕;Bombyx mori)が産生するシルク(絹)は,人類が最も長く利用している天然素材のーつである.近年では衣料用繊維素材としての利用にとどまらず,石油資源に依存しないバイオベースポリマーとしての幅広い用途展開が進められている.中でも,シルクの持つ高い生体適合性と力学強度を生かした再生医療用組織担体(Kambe el a1.,2010)や生体適合型電子デパイス(Kim et al.,2010)などへの応用は,これからのシルクの利用分野として飛躍的な進展が期待できる.医療分野での利用においては,これまでのように衣料素材として利用する場合に比べ,その特性をより厳密に制御することが求められる.そして求められる特性は,用途や適用部位などによって様々である.ある場合には細胞との良好な接着が求められ,ある場合にはその逆の特性が求められることもある.関与する細胞やと生体分子も多種多様である.このような要求に柔軟に対応するためには,現段階で我々が有している技術は残念ながら十分とは言えない.そこで筆者らは,非天然アミノ酸の導入を鍵とする,シルク改変のための新たな方法論の開発を目指している.本稿では,その概要について紹介する.

収録刊行物

  • 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec

    蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec 80(2), 103-106, 2011-08-01

    日本蚕糸学会

参考文献:  11件中 1-11件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10030280648
  • NII書誌ID(NCID)
    AA12145323
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    18810551
  • NDL 記事登録ID
    023430274
  • NDL 請求記号
    Z18-343
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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