昆虫の摂食行動の調節機構とペプチドホルモン

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著者

    • 永田 晋治
    • 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻
    • 諸岡 信克
    • 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻

抄録

昆虫の摂食行動の内分泌制御の研究を行うに際し,摂食行動を評価する良い検定系がないことに困った。これまでのカイコを用いた膨大な研究の情報のなかに,良いヒントがあるのではないかと期待したが,摂食行動の観察を詳細に行っている研究はほとんどなかった。そこで,カイコの幼虫の行動を,摂食パターンを中心に詳細に観察したところ,人工飼料を給餌した場合,およそ2時間の摂食行動の周期性を有することが分かった。カイコ以外でも,トノサマバッタLocusta migratoriaやタバコスズメメガManduca sexta,エビガラスズメAgrius convolvuliの幼虫で周期的な摂食行動が観察されている。この摂食の周期性は,概日リズムとは独立した周期であったため,体内での制御メカニズムがそのタイミングを作り出していることが想像できた。ここでは,摂食行動の周期性を理解する上での生理学的な知見と,近年明らかになりつつある摂食モチベーションの制御メカニズムに関わる内分泌因子群に関して述べることとする。

収録刊行物

  • 蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec

    蚕糸・昆虫バイオテック = Sanshi-konchu biotec 80(3), 163-169, 2011-12-01

    日本蚕糸学会

参考文献:  44件中 1-44件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10030280826
  • NII書誌ID(NCID)
    AA12145323
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    18810551
  • NDL 記事登録ID
    023600526
  • NDL 請求記号
    Z18-343
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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