内視鏡下鼻副鼻腔手術術後の自覚症状, QOL変化について

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  • ABOUT THE SUBJECTIVE SYMPTOMS AND QOL IMPROVEMENT AFTER ENDOSCOPIC OPERATION

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抄録

慢性副鼻腔炎は, 鼻閉・鼻漏・後鼻漏・嗅覚障害といった症状を主体とし, 各種症状のため, 日常生活において様々な不快を感ずることの多い疾患である。<br>これまで手術加療, 特に内視鏡下鼻副鼻腔手術後の自覚症状とQOLに関した報告は少ないため, 1年間に当教室関連病院4施設で, 内視鏡下鼻副鼻腔手術を行った慢性副鼻腔炎患者を対象に検討を行った。副鼻腔炎症状に関する自覚症状やQOLに関して, アンケート形式で術前, 術後1~3ヵ月 (術後早期), 術後6~18ヵ月 (術後晩期) の3時期に患者に質問を行い, 統計処理を行った。検討の結果, 慢性副鼻腔炎患者全般において自覚症状改善, QOL改善が術後早期, 術後晩期において多項目で有意差をもった改善が認められた。今回の検討によって慢性副鼻腔炎に対しての内視鏡下鼻副鼻腔手術の有用性が確認された。

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