早産・極低出生体重児の夜間睡眠行動の発達

  • 安積 陽子
    甲南女子大学看護リハビリテーション学部 神戸大学大学院保健学研究科
  • 高田 哲
    神戸大学大学院保健学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Nocturnal Sleep Behaviors among Very Low Birth Infants

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抄録

 早期産児の睡眠発達を正期産児との比較から明らかにすることが本研究の目的である. 解析対象は早期産群18名, 正期産群23名であった. 早期産群は, 在胎週数26.5±2.3週, 出生体重879±188g, 修正月齢12.9±1.1カ月であった. 対照群の正期産群は在胎週数39.1±1.3週, 出生体重2,940±352g, 修正月齢13.1カ月±1.7カ月であった. アクチグラフ (マイクロ・ミニRC型) による1週間のデータ収集を実施し, 得られた睡眠データを早期産群, 正期産群で比較した. 修正月齢12カ月以下群では早期産群の夜間睡眠時間は, 正期産群に比して有意に短かったが, 13カ月以上群で正期産群との差は消失した. ACTX (身体活動が0以上の時間の割合) は両時点とも早期産群が正期産群より有意に高かった.

収録刊行物

  • 脳と発達

    脳と発達 43 (6), 448-452, 2011

    一般社団法人 日本小児神経学会

参考文献 (19)*注記

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