EUS所見より術前診断し，内視鏡的に切除し得た胃Hamartomatous inverted polypの2例

• 上尾 哲也

  大分赤十字病院 消化器科

• 石田 哲也

  大分赤十字病院 消化器科

• 永松 秀康

  大分赤十字病院 消化器科

• 成田 竜一

  大分赤十字病院 消化器科

• 高橋 健

  大分赤十字病院 消化器科

• 小寺 隆元

  大分赤十字病院 消化器科

• 向井 亮

  大分赤十字病院 消化器科

• 米増 博俊

  大分赤十字病院 病理診断科

• 福地 聡士

  大分医療センター 消化器科

• 清家 正隆

  大分大学 第1内科

書誌事項

タイトル別名

• TWO CASES OF HAMARTOMATOUS INVERTED POLYP PREOPERATIVELY DIAGNOSED BASED ON EUS FINDINGS, AND SUCCESSFULLY TREATED WITH ENDOSCOPIC RESECTION

抄録

症例1は74歳男性．胃穹隆部前壁に粘膜下腫瘤を認めた．症例2は61歳女性．胃体上部前壁に亜有茎性の粘膜下腫瘍様病変を認めた．両症例ともEUSで，第3層に多房性無エコー域を認め，胃Hamartomatous inverted polyp（HIP）と術前診断した．内視鏡的切除にて，粘膜下層に嚢胞状に拡張した腺管群と線維筋成分の増生を認め，いずれも胃のHIPと診断した．胃のHIPは稀な病変で診断が難しいが，EUSはその術前診断に非常に有用であった．また自検例ではESDにて詳細な病理学的検討が可能となり，ESDは今後SMT typeのHIPに有用な治療法となりうると考えた．

収録刊行物

• 日本消化器内視鏡学会雑誌

  日本消化器内視鏡学会雑誌 54 (1), 24-32, 2012

  一般社団法人 日本消化器内視鏡学会

キーワード

• Hamartomatous Inverted polyp
• EUS
• ESD

詳細情報

• CRID: 1390282679198655360
• NII論文ID: 10030293465
• NII書誌ID: AN00192102
• DOI: 10.11280/gee.54.24
• ISSN: 18845738
• ISSN: 03871207
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012132170
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可