書誌事項
- タイトル別名
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- New developed drugs for chronic hepatitis C
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抄録
近年の分子ウイルス学の進歩により,C型肝炎ウイルスの増殖系が確立されウイルスのlife cycleが分子生物学的に明らかにされるにつれて,たくさんの治療薬の候補が多くの研究者により見つけられ続けている.NS3のプロテアーゼはウイルスのlife cycle上必須の酵素で,プロテアーゼ阻害薬の研究に全世界が取り組み,その結果Boceprevirが世界での承認薬第1号となった.プロテアーゼ阻害薬の導入により慢性C型肝炎初回治療例の70%は治癒することが期待される.また他のウイルス因子を標的としたポリメラーゼやNS5Aの阻害薬,またウイルス増殖に必須の宿主因子を標的としたサイクロフィリン阻害薬も治験中であり,近未来的には経口薬の組み合わせでウイルス排除が目標となる.<br>
収録刊行物
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- 日本消化器病学会雑誌
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日本消化器病学会雑誌 108 (7), 1187-1199, 2011
一般財団法人 日本消化器病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206400145920
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- NII論文ID
- 10030297649
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- NII書誌ID
- AN00192124
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- ISSN
- 13497693
- 04466586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可