自己免疫性肝炎診療・研究の現状と今後

• 恩地 森一

  愛媛大学大学院先端病態制御内科

• 阿部 雅則

  愛媛大学大学院地域医療学

書誌事項

タイトル別名

• Present status and future prospect of autoimmune hepatitis

抄録

自己免疫性肝炎（AIH）の疾患概念が定着してきていて，最近の全国調査では高齢化，軽症例や急性肝不全症例が報告され，非典型例が増えている．また，急性肝炎例やIgG4関連AIHなどの新しい病態や病型も報告され，診療，研究に新しい話題が提供されている．発症機構は依然不明であるが，免疫学的解析と遺伝子解析が進んでいる．診断方法や治療法については大きな進歩がなく，今後，疾患特異的な治療法の開発が待たれる．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 108 (11), 1823-1836, 2011

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 自己免疫性肝炎
• 遺伝子解析
• 急性肝不全
• ステロイド治療
• 肝移植

詳細情報

• CRID: 1390282681377838592
• NII論文ID: 10030298577
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.108.1823
• COI: 1:STN:280:DC%2BC3MbmvFGltQ%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 22056703
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2012045371
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可