超音波内視鏡検査が有用であったtailgut cystの1例

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  • A Case of Tailgut Cyst Clearly Observed by Endoscopic Ultrasonography

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抄録

症例は39歳,女性.右臀部圧迫感を主訴に当院を受診した.CTおよびMRIでは後直腸部に嚢胞性腫瘤があり,超音波内視鏡検査では下部直腸後壁側の壁外に多房性で内部が不均一な腫瘤像として観察された.tailgut cystを強く疑い,経仙骨的腫瘍摘出術を施行した.病理組織学的にも合致する所見であり悪性所見は認めなかった.超音波内視鏡検査は腫瘤内部の詳細な観察が可能であり,本疾患の有用な補助診断法と考えた.

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