反復する誤嚥性肺炎をどう予防するか?  [in Japanese] Preventive strategy for reccuurent aspiration pneumoina  [in Japanese]

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Author(s)

    • 寺本 信嗣 TERAMOTO Shinji
    • 筑波大学附属病院ひたちなか社会連携教育研究センター Hitachinaka Medical Education and Research Center, University of Tsukuba

Abstract

肺炎入院症例の多くは高齢者肺炎であり,誤嚥性肺炎である.誤嚥性肺炎は嚥下障害患者に生ずる肺炎である.夜間の不顕性誤嚥という高齢者には広くみとめられる老化現象が原因である.そのため,高齢者肺炎は反復して起こる.これは,病原体に対する治療が進歩したのに対し,肺炎発症に深く関わる嚥下障害の対策が十分にできないことが原因である.診断には,嚥下機能評価が必須であり,治療では,適切な抗菌薬投与と同時に誤嚥予防に配慮した抗菌薬以外の治療の早期導入が重要である.嚥下機能回復を目指す嚥下リハビテーションが必須であり,同時に,不顕性誤嚥の誤嚥内容物の質を改善し得る口腔ケアのような手法が有効である.誤嚥性肺炎は抗菌薬投与のみでは良くならない.治療は困難であるが,個々人に応じた誤嚥対策を並行して行うことで予後は確実に改善する.その際,嚥下反射改善薬投与,胃食道逆流対策,肺機能の改善,嚥下障害を悪化させる薬剤の中止,禁煙,肺炎球菌ワクチン接種,脱水補正と栄養改善が肺炎予防と治療に重要である.<br>

Journal

  • Nihon Naika Gakkai Zasshi

    Nihon Naika Gakkai Zasshi 100(12), 3578-3585, 2011-12-10

    The Japanese Society of Internal Medicine

References:  18

Cited by:  1

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    10030390988
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00195836
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Journal Article
  • ISSN
    00215384
  • Data Source
    CJP  CJPref  J-STAGE 
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