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- 安川 文朗
- 熊本大学大学院社会文化科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Medical Simulation as a Public Social Capital
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抄録
医学シミュレーションは医療の質と安全を向上させるしくみとして期待されているが,運営コストと人材不足のためその運営は容易ではない.筆者の医学シミュレーション教育の運営実態調査によると,6割以上の施設が大学予算のみで運営し,教育対象も学生や研修医に限られる場合が多かった.しかしシミュレーション教育の効果は社会に伝播することで意味をもち,その意味で医学シミュレーションは社会の「公共資本」として機能できる可能性がある.本稿は,シミュレーション教育が「公共資本」として機能するための要件を,教育に対する負担と提供のしくみに関するビジネス・モデルとその実現可能性,および政策転換の必要性から議論する.
収録刊行物
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- 日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会誌 32 (1), 094-103, 2012
日本臨床麻酔学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679734466176
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- NII論文ID
- 130004450035
- 10030464653
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- NII書誌ID
- AN00330159
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- ISSN
- 13499149
- 02854945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可