認知症を伴う高齢患者の習慣性顎関節脱臼に自己血注入療法を行った1例 An Elderly Patient with Dementia with Recurrent Temporomandibular Joint Dislocation Treated by Autologous Blood Injection

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抄録

今回われわれは, 認知症により意思疎通が困難な患者の習慣性顎関節脱臼に対して, 自己血注入療法を施術し, 良好な経過を得たのでその概要を報告する。<BR>症例は, 84歳, 女性。当法人老人施設に入所しており, 入所時より認知症があり, 認知症高齢者の日常生活自立度はIIIaであった。入所後, 食事や就寝時に顎関節脱臼を起こし, その度主治医による整復を行っていたが, 整復困難となり当科に紹介受診した。初診時は徒手にて整復を行い, チンキャップにて顎外固定を行ったが, その後再脱臼の頻度が増してきたため, 自己血注入療法により再脱臼防止を施術した。術後, 顔面神経麻痺などの症状もなく経過良好であり, 術後7日間, 包帯による顎外固定を行い, 顎外固定除去直後の最大開口域は30 mmであった。その後, 再脱臼も起こさず経過良好である。

収録刊行物

  • 老年歯科医学 = Japanese journal of gerodontology

    老年歯科医学 = Japanese journal of gerodontology 25(4), 387-390, 2011-03-31

    一般社団法人 日本老年歯科医学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10030470551
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10023520
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09143866
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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