食鳥処理場への搬入鶏におけるカンピロバクター保有状況調査 Prevalence of Campylobacter spp. in Broiler Chickens at Processing Plants in Iwate Prefecture

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抄録

2008年9月から2010年3月にかけて,岩手県内の11食鳥処理場に搬入されたブロイラーの盲腸内容物を材料として,カンピロバクター保有状況調査を行った。処理場全体の9~11月のカンピロバクター農場陽性率は52.5%(63/120戸),検体陽性率は49.2%(295/600検体)であった。処理場ごとの農場陽性率は15.4%から100%と,処理場間で大きな差が認められた。搬入日齢別では,日齢の進むほど汚染農場が増える傾向が認められ,汚染された農場の鶏個体のカンピロバクター保有率は搬入日齢に関わらず,平均93.7%と高率であった。4食鳥処理場で実施した調査では,厳寒期に飼養された3月搬入鶏のカンピロバクター農場陽性率は13.3%であった。これは,9~11月70.4%の陽性率に比較して著しく低値であり,低気温や積雪がカンピロバクターの鶏舎への侵入阻止に関係していると推察された。1食鳥処理場に搬入された1銘柄鶏において,2008年10月から2010年3月までの通算のカンピロバクター農場陽性率は11.1%(3/27戸),検体陽性率は7.2%(19/264検体)と極めて低く,その理由の解明はカンピロバクターフリー鶏群生産の手がかりになると考えられた。また,中抜き作業におけるバイオセキュリティ対策の重要性が示唆された。

収録刊行物

  • 鶏病研究会報

    鶏病研究会報 48(1), 8-12, 2012-05-25

    鶏病研究会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10030663471
  • NII書誌ID(NCID)
    AN0007252X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    0285709X
  • NDL 記事登録ID
    023808641
  • NDL 請求記号
    Z18-1541
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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