Similarity between restored population and wild population of <I>Aster ntoensis</I>

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  • カワラノギクの復元個体群の野生個体群との類似点
  • カワラノギク ノ フクゲン コタイグン ノ ヤセイ コタイグン ト ノ ルイジテン
  • Similarity between restored population and wild population of Aster ntoensis

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Abstract

絶滅を防止するために多摩川永田地区に 2002 年に緊急避難的に造成した A 工区のカワラノギクの個体群は,2011 年現在存続し,下流の C, D 工区にも新しい個体群が広がっている。この人工的に造成した大きな個体群について,野生の個体群と特性を比較した。2007 年の出水によって新しく個体群が広がったC, D 工区の個体群は絶滅し,その後,復活していることから,メタ個体群の動態が回復したと考えられる。カワラノギクと共存することがある河原植物のカワラニガナとカワラハハコとカワラヨモギの生育が見られた。ポリネータのハナアブ類は訪花していた。種子食害昆虫のツツミノガ属の一種の幼虫は結実した頭花に認められた。以上のことから,復元した個体群は多摩川の生態系に対する影響としては野生個体群に類似していると考えられた。

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