急性骨髄性白血病,ハイリスク骨髄異形成症候群に対する初回同種移植50症例の後方視的解析

DOI Web Site Web Site 参考文献28件 オープンアクセス
  • 安藤 寿彦
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 中邑 幸伸
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 縄田 涼平
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 高橋 徹
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 三谷 紀之
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 山下 浩司
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 田中 芳紀
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 田中 真由美
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 有好 浩一
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 野見山 淳
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 鶴 政俊
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 湯尻 俊昭
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)
  • 谷澤 幸生
    山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学分野(内科学第三)

書誌事項

タイトル別名
  • Retrospective Analysis of 50 Cases of First Allogeneic Transplantation for Acute Myelogenous Leukemia and High Risk Myelodysplastic Syndrome
  • キュウセイ コツズイエン ハッケツビョウ ハイリスク コツズイ イケイセイ ショウコウグン ニ タイスル ショカイ ドウシュ イショク 50ショウレイ ノ コウホウシテキ カイセキ
  • キュウセイ コツズイセイ ハッケツビョウ ハイリスク コツズイイケイセイ ショウコウグン ニ タイスル ショカイ ドウシュ イショク 50 ショウレイ ノ コウホウ シテキ カイセキ

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抄録

我々は2002年4月から2009年1月までに初回同種移植を施行した,急性骨髄性白血病(40症例),ハイリスク骨髄異形成症候群(10症例)計50症例について,移植前・移植時予後因子を検討するために後方視的解析を行った.平均年齢は41.4歳.32%が移植時非寛解期であり,また44%が染色体リスク分類において予後不良群であった.3年の全生存率,無進行生存率,再発率,移植関連死亡率はそれぞれ48.8%,41.3%,38.9%,27.8%であった.移植前・移植時因子の予後に与える影響を単変量・多変量解析で検討し,染色体リスクが最も重要な因子として同定された.さらに,染色体リスクで層別化し解析を加えたところ,染色体リスクによって,移植前処置の強度および移植片対宿主病の対応を変更する,層別化治療の検討が必要と考えられる結果を得たので報告する.

収録刊行物

  • 山口医学

    山口医学 59 (3), 105-113, 2010

    山口大学医学会

参考文献 (28)*注記

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