日本の薬価制度 : イノベーションと保険償還の狭間で Japanese drug pricing system : how to balance innovation and the reimbursement system

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

一般の商品は,自由市場における需要と供給の一致点で価値が評価されて価格が決定される(ことになっている).一方,医療という公共性の強い世界の中に存在し,国民皆保険制度が敷かれている日本では,医薬品の価格は公定価格制となっている.日本における新薬の薬価は,中央社会保険医療協議会(以下,中医協)における薬価算定基準という複雑なルールに基づいた評価・了承を経て,厚生労働省が決定し薬価基準収載される.自由競争社会に生きる製薬企業が生み出すイノベーションの成果たる医薬品と,社会主義的環境にある医療の世界で使用される医薬品という二面性が複雑な薬価算定ルールを生み出し,薬の価値評価を困難なものにしていると言える.

収録刊行物

  • 日本薬理學雜誌 = Folia pharmacologica Japonica

    日本薬理學雜誌 = Folia pharmacologica Japonica 139(6), 260-263, 2012-06-01

    公益社団法人 日本薬理学会

参考文献:  4件中 1-4件 を表示

  • <no title>

    医薬産業政策研究所

    医薬品の価値, 2004

    被引用文献1件

  • 薬価算定の基準について

    厚生労働省保険局

    厚生労働省保険局長通知, 2012

    被引用文献1件

  • <no title>

    医薬産業政策研究所

    医薬品の価格算定と薬剤経済学, 2004

    被引用文献1件

  • <no title>

    医薬産業政策研究所

    薬剤経済学的評価に関する製薬企業へのアンケート調査, 2008

    被引用文献1件

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10030760676
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00198335
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    00155691
  • NDL 記事登録ID
    023815681
  • NDL 請求記号
    Z19-247
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
ページトップへ