半腱様筋腱使用による前十字靱帯再建術後長期経過における膝屈筋群筋活動

  • 関谷 詩穂実
    医療法人財団 健貢会 総合東京病院 リハビリテーション科
  • 時田 幸之輔
    埼玉医科大学 保健医療学部 理学療法学科
  • 澤田 豊
    埼玉医科大学 保健医療学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Knee Flexor Muscle Activity 12 Months after Harvesting the Semitendinous Tendon for Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
  • ハンケンヨウキンケンシヨウ ニ ヨル ゼン ジュウジ ジンタイ サイケン ジュツゴ チョウキ ケイカ ニ オケル ヒザ クッキングンキン カツドウ

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抄録

〔目的〕半腱様筋(ST)腱使用による前十字靱帯(ACL)再建術後長期経過例について,両膝屈筋群の筋活動を検討した.〔対象〕再建術後より12ヶ月以上経過した男女9名.〔方法〕アイソキネティックマシーンを用い膝関節角度30°,60°,90°および105°における,膝屈筋出力と筋活動の測定を行った.〔結果〕対象者を筋出力に基づいて健側100%とし,膝深屈曲位で術側が8割以上回復している者(回復群)と8割未満で低下したままの者(非回復群)に分けた.筋活動は,回復群術側と非回復群術側と健側のSTに筋放電量低下を認めた.〔結語〕ST腱使用によるACL再建術後,長期経過しても術側の腱採取の影響によりドナー筋の筋活動低下が残存し,術側の筋出力o筋活動共に低下している場合には,健側STの筋活動低下も生じることが示唆された.

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